2018/10/04

【北海道そらちグルメフォンド2018参戦記③】裏々そらちGF

この日が楽しみすぎたのか、セットしたアラームが鳴る前に目が覚めた。長い1日が始まる。

今日は裏々そらちグルメフォンド当日。
札幌から真狩村まで車載してニセコを走り比羅夫のコテージに宿泊する。ひとことで表すとそれだけだが、結果からいうと濃厚すぎて北海道遠征は今日1日だけでも十分に満足できる内容だった。
・・・なお、ブログの内容が薄いことは予め断りをいれておく。

メインイベントの そらちグルメフォンドは2日後だけど、なんといっても約4年ぶりの北海道遠征の初日。どんな1日になるんだろう、胸の高鳴りが抑えられない。





天気は雨。今日も北海道は全域ですっきりしない予報だが、スタート地点に移動する頃は止む模様。
朝食を済ませ、さっそくバイクを積み込む。




( ゚д゚)ポカーン
見た目に圧倒されて語彙力が失われた。

更に、非公式イベントにも関わらず そらちGF公式カメラマンである西野さんも同行していただき、道中は撮影係としてもサポートしてもらえるという。
なんなんだこの超高待遇な接待ライドは。ほんと恐れ多い。

そして車2台にバイク8台を積み込み、いざ真狩村へ。




通勤時間帯の札幌市街地を抜ける。
そういえばこの日は金曜日。全国各地の仲間が北海道に集まり絶景のなかグルメなサイクリングを楽しむ・・・この背徳感もたまらないと思ってたっけ。

それにしても前を走る け〜すけさんカー、自転車乗りでも二度見・三度見してしまうすごい絵面だ。




中山峠を越え喜茂別町に入ると、牧草ロールが転がってたり広大な畑が広がってたり。
いかにも北海道的風景に、一同のテンションはより一層高まった。

そして見えてきた美しき独立峰、羊蹄山!




写真では山体が雲に覆われて麓しか見えなかったけど、脳内では都合よく晴れた羊蹄山に補完できていた()

羊蹄山、今回も全容を見せてくれないのか。
チラリズムも嫌いじゃないけど、ありのままの姿を見せてくれ!

まぁ今日はニセコ周辺を走り回るし羊蹄山は逃げないし、まだ焦る時間じゃない。




スタート地点、道の駅 真狩フラワーセンターへ到着。




ここで今回の北海道遠征で駆るバイクをあらためて紹介。
Cento1 SR、コンポは9100/9000デュラエース、ホイールはStandard G3で普段通りの仕様。

ちょっと話が脱線するけどCento1 SRが唯一、北海道も沖縄も走ったバイクとなった。納車されて2年少々だけど、手元にあるバイク3台の中では この子がいちばん全国を走り回ってる。今回連れてきたのは、見た目に惚れて買ったバイクを多くの人に見てもらったり撮ってもらいたいだけの単純で不純な動機である。




予報の通りに雨は止んでおり路面も乾き始めていた、幸先がいいぞ!
気温は16℃で、じっとしているとちょっと寒い。8月半ばだけど、と思いながらも一応持ってきたウォーマーとジレを着用した。




ひと通り準備が整ったところで無線が支給される。
これ、ただの無線じゃなくキャリアの通信圏内だと通話できる代物とのこと。すっごーい!

そして、裏々そらちGFがスタート!



photo by @tsumuri_f5

スタートすると、思わず笑みがこぼれる。
走りやすい道、気の合う仲間、丁度いいペース、そしてなんといっても北海道というロケーション。
理想とするサイクリングがここにあった。




走ること約5km。
まず立ち寄ったのは、この辺りで美味しいと評判のパン屋さん。




お店の名前はブーランジェリー ジン。
パンは薪窯で焼かれているのか、軒先の下に薪が積まれてたりチップが撒かれてたり。店の佇まいにもなんとなく温もりが感じられた。




64層と言われたか128層と言われたか忘れたけど、幾重にも重ねられた生地が美しい。
食感はいままで食べたクロワッサンのなかでもダントツでパリパリのサクサク系。もちろん美味。




店先のベンチに並んでパンを頬張る大きいお友達たち。
現時点では明らかに消費量より摂取量が上回っており、グルメフォンドと言うに相応しい。




再スタートし、ニセコ町へ入る。




次に立ち寄った場所はダチョウ牧場。



餌付けする つむりん

ダチョウ牧場ではエサが売られており、戯れることができる。
この大きな体格で啄まれるもんだから、結構な衝撃でグローブ越しでも痛いらしいw

本来は牧場見学だったはずが、牧場のカフェでプリンをいただくことに。
先を急ぐサイクリングではないし問題ないない。個人的には寧ろウェルカムだ。



スイーツ&北海道テロ用の写真撮影に夢中の篠さん

再出発して、次はニセコ駅へ向かう。
ニセコ駅は前回の北海道旅で立ち寄った際、素敵な駅舎が印象的で思い出深い場所のひとつ。また見れると思うと更に気分が高まった。




一眼レフを装備したぽにっくさん、今回はキャリーミーじゃないんですね(無茶振り)




ニセコ駅に到着。

相変わらずカワイイ、これほど萌える駅舎は無い。
前回は曇り空だったけど、今回は青空の下で見ることができてよかった。




ニセコ駅からは、ちょっとした丘陵地帯へ。




アップダウンを一直線で結んでしまう北海道らしさ溢れる道が堪らない。

登りでは景色を楽しみながら走るから苦しくはない、下りでは脚を止めて回復を図れる。
私が求め続けていた ゆるポタだ、本当に素晴らしい。



photo by 西野さん

ニセコ高橋牧場にて、羊蹄山をバックに集合写真を撮っていただいた。
しかし羊蹄山はまだ雲の中・・・恥ずかしがらず出てきてもいいのよ!




カフェスペースにて。
ロールケーキでコーヒーブレイク。

天気は悪くないけど内陸で標高が200mを上回っているからか、気温は15℃。
温かいコーヒーが染み渡る。




再び走り出すと、本格的な山岳コースの幕開けだ。

山になるとイキイキしてきたのが坂バカ女子 篠さん。
篠「山だー♪(ダンシング&加速)」
私「山だ・・・(ペース維持で手一杯)」

篠さんの加速についていく つむりん、ふぃりりんさん、ぽにっくさん、少し離れて ぢろさん。
・・・そういえばBOOBYさんが見当たらない。そして無情にもリタイヤ・回収されたと報告が入る。

この流れはマズい。
アタック合戦、千切り合い上等のデスライドになる―――。

そう直感した。




先行して写真を撮るなら視界に捉えられている今しか無いと思い、フォトアタックをかけた。

???「説明しよう。フォトアタックとは―――」


私は一定ペースで走り続けるほうが得意でアタックは苦手だ。
瞬間的に速度を上げられても、反動で回復に時間がかかるため再び先頭へ合流できる体力は完全に失われた。




本当に楽しそうに登る篠さん。思わずこちらまで楽しくなってくる(ならない)
いやぁ、坂バカ女子の異名はダテじゃない。強すぎる。

これ以降つむりん、ふぃりりんさん、篠さんの3名はカーブの出口に差し掛かる度に離れ、とうとう後ろ姿を捉えられなくなった。



そして長い登りに苦しめられ、命からがら峠の頂上へ到着。
強度が終盤から相当上がり、今回も無事に ゆるポタで終わることは無かった()


時は既に夕刻。風が強く気温も低かったので、皆は峠の頂上にて撤収されライド終了。

全力で登ったから気にならなかったけど、止まった瞬間かなり寒いことに気づく。
それもそのはず、頂上の気温は9℃だったのだから。



photo by け〜すけさん

下山途中、景色がいいスポットがあったので止まっていただけた。
しばし黄昏れる。




羊蹄山は最後まで姿を見せてくれず無念。




そして本日のお宿に到着!
綺麗に区画整理されたコテージ街、建物の雰囲気に期待が高まる。




( ゚д゚)ポカーン
ハードなライド直後にも関わらず皆テンションが上がりっぱなしだった。
なお、つむりんのツイートにある通り語彙力を消失してヤバいしか言えなかった模様。




ライド後は雪秩父という泥温泉でリカバリー。

露天風呂でも結構ぬるめ。そのぶん長く入っていられるから個人的には好みだった。
浴槽の底に沈殿する滑らかな泥と強力な硫化水素臭が印象的。




晩ごはんは倶知安駅前の「食工房 旬彩」という洋食屋さんで蝦夷鹿カレーをいただくことに。
鹿肉は初めてだったけど獣的なクセが無く、とても美味しく食べられた。




コテージに戻ると満天の星空が広がっていたことに気づく。

始めようか天体観測―――。
少しの間、寒さも忘れて空を仰いだ。



十数時間前に札幌を出発したのが数日前のように思えてならない濃厚な1日が終わった。



続く



――― リンク ―――

ぽにっくさん
夏休み~そらちグルメフォンド参戦記~ ⑤

篠さん
北海道そらちグルメフォンドを振り返る・裏々そらち編

つむりん
【2018そらちGF】ニセコで送る濃厚な一日〜フラインググルメライド〜【裏々】

BOOBYさん
ゆるぽただと思ったか!甘いダチョウプリン生クリームマシマシよりも甘い

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