2018/11/12

【北海道そらちグルメフォンド2018参戦記④】裏そらちGF

寝たように死んでいたけれど、無事に生き返るができたようだ。

間違いなく昨日のハードな ゆるポタ(?)の影響だろう。
ベッドに倒れ込んでからの記憶は一切無かった。

―――それにしても朝日が眩しい。
理由はコテージの間取り。1階の東側は全域に窓が配されていて、真っ白な壁紙に反射した朝日が広い吹き抜けを通り、2階のベッドルームまで日が差し込むようになっていた。




ベッドから這い出て、顔を洗って目を覚まし、リビングに降りて納得。
昨日は夕方にチェックインして間もなく温泉や食事へ向かい、戻ったのは夜中だったし周りに人通りが無かったから気にならなかったけど、誰もカーテンを閉めていなかったw




時刻は7時前。まだ全員が起きてるワケではなかったので、カメラを持ち出して軽く散歩してみる。
身体は思ったより重くないし脚も思ったよりダルくない。温泉と鹿肉で超回復できたんだろうか。

最低気温こそ10℃のようだったけど風は穏やかで日差しを浴びると暖かさを感じ、身体が目覚め、アタマにも思考力が戻ってきた。




昨晩立ち寄ったセイコーマートで買い込んだ麺類で朝食。炭水化物を多めに摂ってエネルギーを蓄える。
それに加え、SAVASミルクプロテインで更にリカバリを図りアイスコーヒーでお口直し。
一気に流し込めたし、胃腸も体調も万全だ。




チェックアウトのために荷物を纏めて外に出ると自撮りする美少女がいたので、つい激写。




どちら様かと思ったら ぢろさんとBOOBYさんじゃないですか。なんだ美少女だったのか。

カメラを携えて西野さんカーの助手席に乗せていただく。本日もお世話になります。
というワケでオプションツアー2日目、裏そらちGFスタート地点の千歳へ向けて出発!




出発して間もなく、いままで姿を見せてくれなかった羊蹄山が迎えてくれた。
圧倒的雄大さに見入りながら一路、国道276号と道道16号を経て千歳へ向かう。




道中は景色に感動したり、写真を撮ったり、青看板の難読地名を教えてもらったり、もう昨日の思い出話を始めたり、今日のことや明日のことを話したり。時間はあっという間に過ぎていった。




着いた場所は千歳アウトレットモールの駐車場。

この頃には太陽もすっかり昇り、気温は20℃に達した。今日は概ね平坦なコースと聞いていたため、昨日とはうって変わって完全な夏装備で臨む。
九州は35℃以上の猛暑日が続いており走るどころか外出も躊躇う気温だが、真夏の北海道はこうも快適なのかと当たり前なことにも感激してしまう。




「俺に構わず先に行け」と背中で語るのは ぽにっくさん。
えーっと、昨日は軽々と山を登る様子を見てしまったので申し上げにくいのですが、そんじょそこらの自転車乗りは構いたくても構えないと思われ(;´’-’`)

ここからは自転車を押し歩き、集合場所の「レラ サイクルステーション」へ。




レラ サイクルステーションでは既に自転車クラスタ達が待機していた。
それにしてもレーゼロカーボン人気すぎじゃないですか(私自身も使ってるし良さはとてもわかる)




ミーティングでは休憩で立ち寄る場所やゲストライダー、サポートライダーの紹介が行われた。
裏そらちGFも非公式イベントだが、サポートカーありカメラマンありでオフ会以上の規模。もはや小規模の公式イベントとして成り立っている感じさえある。

この日は土曜日ということもあり多くの参加者がみられた。サポートメンバーも含めると30名はいたかも。
なお、私は昨日に引き続き無線を装備したうえでサポート側である。ただの まったりサイクリストなのに恐縮だが、任命された以上は参加者に何かあればサポートできるよう、むしろもてなすくらいのつもりで走ろうと決意。



photo by 西野さん

いよいよ裏そらちGFの開幕だ。人数が多いため、5名ほどのパックを形成して走り出していく。
私は第3・4集団のスタートを見送ってから走り出すことにした。




小集団の先頭はぽにっくさん。
スタートしてから10kmほどは幹線道路の車通りが皆無の側道を通り北上する。

なお、ぽにっくさんの前に出る勇敢な人は視界に入っていた限りではいなかった。



photo by 西野さん

市街地から30分程度走るだけで北海道のそれを全身で感じることができた。

晴れでも過ごしやすい気温、遥か遠くまで広がる青空のもとを走れて最高に気持ちいいいいい!!!と調子に乗っていたら、道道226号から千歳市東部支所へ左折するポイントを素通りして3kmほど遠回りするミスをやらかした。
どうりで見通しのいい場所でも先行者が見当たらないしサポートカーに抜かれないワケだ'`,、('∀`) '`,、



コースをミスっても迷うほど道はゴチャゴチャしてないし、サクッとリルートする。

そしてスタート地点から約20km、東千歳バーベキューにて焼肉ランチ!
の予定が臨時休業日だったらしく、更に10km先の箱根牧場に変更との無線が入った。




お肉が食べられなくなったのは残念だけど、景色がいいから落ち込むこともない単純な性格である。




箱根牧場に着くと、駐輪場というか駐車場でもない空きスペースに既にたくさんの自転車が置かれていた。どうやらアタック合戦が勃発していたようで、戦闘先頭集団はずいぶん前に到着していたようだ。

たくさん置かれていた自転車の中でも目を引いたのが、Lightweightを履かせたCento1 Air。色も私と同じ白青だ。そんなイケメンバイクのオーナーに会えればいいな〜と思いながら意気揚々と店へ向かう。




しかし、お店の前には溢れんばかりのお客さんが(溢れてる)
急遽来店した30名ちかい客をいちどに収容できるワケもないので、私を含む遅れて到着した約15名は更に5km先、由仁町のおにぎり屋さん「あぜっこ」へ向かうこととなった。




国道からちょっと入った道路沿いの馬牧場に北海道らしさを感じるなど。
彼らが柵越しに並走してくれたのは、群れて走る自転車が珍しかったからか何か通じるものがあったのか、文字通り人馬一体といった感じ。写真では飽きられたような雰囲気だけど!

素敵な演出をありがとう、楽しかったよ!




予定してた補給ポイントを見送ること2回、あぜっこに到着。
それにしてもお店の規模のワリには、やけに車が多い。店の前の行列にも人気の高さを伺わせる。

しばらく店の外で並んでいたけれど、ようやく店内へ。すると、そらちGFのポスターが目に入った。
そういえばメインイベントは明日だった。いや、忘れてたワケでもないんだけど。きっと北海道に上陸した一昨日、それと昨日今日のライドの満足率や完成度が高すぎるからそう思ってしまうんだろう。




釜で炊かれるごはん、そのごはんで作られるおにぎりに期待が高まる。
そういえば箱根牧場組の様子はどんな感じだろう・・・気になったのでTLを遡ってみる。




自ら飯テロ現場へ赴き無事死亡。TLにはステーキ、ハンバーグ、カプレーゼ、スープカレーなどが並んでいて、どれをとっても美味しそうすぎるううう!!
一方で、おにぎりを待機する我々。なかなか地味で我慢を強いられるのではと思っていた―――。




あぜっこ特製おにぎりを目の当たりにするまでは!!



美味しそうなおにぎりに感激する ぢろさん。

まず、ごはんそのものの味が素晴らしい。ごはんは硬すぎずベタつくことなく、絶妙な握り加減で口の中でほぐれた。釜で炊くことによって香りも最高で、この時点でおにぎりの概念が覆る。
それと具材。たらこは一粒一粒の旨味を噛みしめることができて、鮭のほぐし身はただ塩っぱいだけではなく味が濃厚でとても美味しい。もはや、おにぎりをおかずにごはんが食べれるレベルだ。
箸休めの きゅうりのわさび漬けはピリっとしたアクセントが効いて、おにぎりを引き立ててくれたように思います(突然の小並感)

包装も筍の皮に包んでくれたり、ラップに爪楊枝も入れてくれたり、細かいところまで丁寧で恐れ入る。
完全に並んででも食べたい理由を理解した。

食事を済ませたら、あぜっこから南へ1km足らずにある自転車休憩所で箱根牧場組と合流することに。




自転車休憩所では箱根牧場組が待ちかねていた。私設エイドとして利用させていただけたようだが、間もなく出発といった雰囲気だったので利用は見送り。




箱根牧場で見かけたCento1 Airのオーナー、鶏キャベツさんと。まず白青のCento1を見かけることが少ないし、Lightweightが組み合わされるとなると尚更めずらしい。

話し込んでいると、並んだところを撮ってもらえるしバイクの写真も撮ってもらえるし、Cento1 SRを北海道へ連れてきた当初の目的のひとつである愛車自慢は早くも達成することができたので満足(*´∀`*)




ひとつになった集団が再び小集団になると、だいぶシャッフルされて後半戦が始まった。
今度は先頭集団に位置取りしてみる。メンバーは鶏キャベツさん、ふぃりりんさん、篠さん、つむりん。後ろには ぽにっくさん、まさやんさんが続く。まさやんさんは7月の広島クリテリウムで挨拶して以来で、思いがけない場所で再会することになって驚いたw



photo by まさやんさん

後半は交通量が少なく、見通しがいい標高差10〜20mの緩やかなアップダウンが続くコースレイアウト。
登り始めにグッと踏み込めば頂上まで勢いを殺さず登りきれるタイプの丘だから、誰が仕掛け始めたかわからないくらい自然に集団が加速していく。

こんなのグルメフォンドじゃないわ!ただの強化合宿よ!!
心の中で叫んじゃった。だって速いもん、しかたない。



今日も最後までキャッキャウフフな ゆるポタは叶わないのかと思ったその時、先行してたまさやんさんが失速して路肩で止まった。原因はパンク、あるある。
まさやんさんほどの方なら何も心配することはないけれど脚を休められる理由もできたし、サポートライダーとして見過ごすワケにもいくまい。



photo by まさやんさん

すぐにサポートカーに駆けつけていただき、フロアポンプを借りて復旧することができた。

先頭集団とは10分近いビハインド。ついていくだけでも余裕が無かったし、合流を諦めてまったり流す。
というか、こんないい景色のなかをガチ走りするとかもったいない。個人的には気になった場所で写真を撮りながら走るくらいがちょうどいい。




というワケで、景色が開けて見晴らしがよかったので思わず立ち止まる。
実業団所属の まさやんさんだけど快く止まっていただき、互いに暫し撮影を楽しみリスタート。




無事に今日のゴール地点、いわみざわ公園野外音楽堂 キタオンに到着。
初めて来た場所なのに、そうでもない気がするのは つむりブログでそらちGF2017の記事を何度も見たからか。ただ、会場は思ったよりも広くて明日には1000名以上の参加者や関係者が集まると思うと今からワクワクしてしまう。




最後に、鶏キャベツさんのヤバいCento1 Airを拝借して記念撮影。自分でいうのもアレだけど、私のCento1 SRもどちらかと言うとヤバい仕様なので並べることができて眼福だ。





そんなワケで、本日のライドはこれにて終了。
距離80km弱、獲得700m強、平均時速27.5kmの概ね健全と言える ゆるポタで終えることができた。

ゴール後は岩見沢のホテルサンプラザにて開催される前夜祭に参加するべく、キタオンをあとにした。



続く



―――リンク―――

ぽにっくさん
夏休み~そらちグルメフォンド参戦記~ ⑥

篠さん
北海道そらちグルメフォンドを振り返る・裏そらち編

つむりん
【2018そらちGF】限りなく公式に近い非公式絶景グルメイベント【裏】

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