Twitterのタイムライン監視に勤しんでいたところ、付き合いが長い自転車乗りのそーせーと阿蘇を走ろうか〜という話になったので、ちょっと阿蘇・小国を走り回ってきました。
コースはそーせーがRaphaのイベントで走ったという裏ルートを取ることに。阿蘇・小国の表通りは自転車やバイクや車で一通り走ったので、走ったことが無さそうな道を通るということで楽しみと緊張が半分ずつといったところ。なにせRaphaが設定するコースは到底ロードバイクで走るには適さない未舗装路や砂利道が付きものなイメージが強いからだ。そーせーはそういった限界コースを好んで走るタイプではないはずだけど、無事に走りきれるのか。
・・・というのも、コースや舗装状態の懸念に加えて私は福岡市から待ち合わせ場所の小国まで自走なのだ。その距離おおよそ100km、獲得標高800m。ウォーミングアップというには十分すぎる距離で、むしろ脚力を削らないよう時間に余裕を持って出発した。
道中の松原ダムにて。日田と小国を結ぶ国道も早朝は車通りが少なくノイズは皆無。この時は比較的静かなEOS 6Dのシャッター音でさえ周囲によく聞こえたはず、当然誰もいないけど。
そんなワケで無事に合流。そーせーがTCR ADVANCED SLで走ることはわかっていたので、ならば私も。ということで、販売年や色は異なれど同じモデルの2台で走ります。
裏道ライドスタート
スタートしていきなり県道でもなんでもない道へ入っていき、元々多くない交通量は無くなった。個人的には交通量が無くなったことで物寂しいというよりは、快適さが上回る感じ。そもそも私は午前3時に自宅を出発したので、物寂しさなんて慣れたものである。
よくある田舎道は、よくある1車線少々で杉林の木漏れ日がいい感じの道に変わる。ちなみに、当然ながら私は連れて行かれるがままだし、木々に囲まれた道を走るものだから現在地は不明。
ここまで登り基調ではあるものの、予想に反して激坂や悪路を走ることはなく、単純に雰囲気や走りそのものを楽しんでいる間に景色が開けてきた。
ほどなくして見慣れた景色が広がる。小国から概ね東へ向かっていたようで、やまなみハイウェイとの合流地点まで登ってきた。
やまなみハイウェイを走る際は必ずと言っていいほど立ち寄る三愛レストハウスへ今回もピットイン。この辺りは立地の問題か無闇に開発させない条例があるのか、商店はもちろん自販機さえ少ないのだ。
三愛レストハウスで小休憩を挟んでからは、やまなみハイウェイを南下する。
再出発して間もなく、阿蘇山を眺め続けることができる緩やかな下り坂は自転車で走って楽しいポイントのひとつだと思う。
ひさしぶりに片側1車線の道を走ったかと思ったら、再び離合も困難そうな道を行く。もっとも、車とすれ違うことも追い抜かれることはありませんでしたが。
裏道ライドで良かった場所のひとつがここ。野焼きが行われて草が全然生えてない時期だったこともあり、これから進む道がよく見える。一瞬だけ斜度がグッと上がるけどこういう登りなら嫌いじゃない、むしろ好き(限度あり)
しばらく走ると片側1車線の道、別名ミルクロードと交わった。予期しない場所から何度も走った表通りへ出るものだから道は繋がってるものだなと思ったり。面白い。
ミルクロードはカルデラの縁に沿った道のため、片方は広大な牧草地、もう片方は雄大なカルデラ盆地と中央火口丘を望むことができる絶景ルートだ。アップダウンもワインディングもあり、熊本、なんなら九州を訪れる際には走るべき随一の大自然を体感できる素晴らしいサイクリング&バイクツーリング&ドライブコースだと思う。
阿蘇外輪山の最高峰である大観峰に近付いたタイミングで雲が出てきたので、雄大な景色がいまいち映えないし肌寒いし空腹だし、なにより天気がいい日にまた来ればいいので、展望台に行くことなく駐車場で折返した。
絶好のコンディションとは言えないですが、晴れた日の様子はこちら。阿蘇は今後も走ることはあるだろうから、その際はブログを更新したいけど予定は未定。
大観峰をあとにして、小国の市街地へ一気に駆け下りる。阿蘇を象徴するような景色を感じられる道はこのあたりまで。今回も無事に絶景を満喫することができました。
さて、絶景に満たされてもお腹は膨れないので、次は食事をとることに。
訪れたお店は小国のおしゃれカフェ「茶のこ」さん。
オーナーさんが自転車に乗る方で親しみやすいし、席から目の届く軒先にサイクルラックを完備してくださっているので心置きなく過ごすことができます。
注文したのはカレーとイチゴパフェ。
居心地のいい店内でひとしきりまったりさせてもらって、お尻に根が生える前にリスタート。
裏道ライド最後の見どころ、幸野川橋梁。まぁ当日は年季を感じる構造物だな程度にしか思わなかったんですが。
この構造物が気になって少し調べたところ、なんと用途は鉄道とのこと。かつて久大本線の恵良駅から小国を繋ぐ鉄道が走っており、1984年に全線廃止されたとのこと。路線の名称は旧国鉄宮原線、駅名は肥後小国駅。そして駅の遺構が国道212号と国道387号の交点あたりに残っているらしい。今まで何度か通過したけれど、そんなものがあったとは。また機会があれば行ってみようと思います。
そーせーの車に載せてもらって小国から撤収。帰りはずいぶんラクさせてもらいました。
最後に、今回のルートがこちら。
手近な小国でも走って楽しい知らない道はあるものでした。
また、阿蘇といっても今回立ち入ったのは極一部です。阿蘇は開拓の余地がありすぎるほど広く、ましてや裏道も含めると数日かけても到底走り尽くせないので、日帰り圏内という利点を活かして徐々に楽しんでいこうと思いました。
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