2022/01/20

【弱虫ペダル マンホール】ちょっと自転車で長崎市を走り回った話―Day2

グッドモーニング長崎。旅の2日目の始まりはここから。


わかる人にはわかる。

(該当シーン 0:26〜)

1日目の記事で少し触れた「色づく世界の明日から」1話目で唯翔くん宅から脱出した瞳美さんが長崎湾や市街地を見下ろした東山公園です。鍋冠山公園展望台を最初に訪れた際も同様でしたが「うおぉ」とか「ここだ」とか「やべぇ」しか言えなくなるくらいに語彙力が無くなってしまいますね・・・。




住宅地にある東山公園から市街地に下るため適当に走ってると見慣れない標識が。「自転車は【下りのみ】進入禁止」とのこと。たしかに、左手の平坦な場所に設けられた(というか水平に打設したであろう)駐車場と見比べると結構な激坂、しかも石畳。


23〜25c程度のロードバイクのタイヤだと、スリップや場合によっては前転の可能性も無くはないかも。当然押して下るのですが、SPD-SLのビンディングシューズではドライな路面にも関わらず滑ったのでマジで危ないです。




本日も晴天!もっとも、そのタイミングを狙って訪れることにしたのですが。

今日の目的をあらためて確認しておくと、弱虫ペダルのマンホール残り7/9ヶ所を巡ることです(なお既に脱線済)
しかし最短ルートで巡ると50km少々の見込みで、ゆるふわサイクリストの私でさえやや物足りなさを覚えるのも事実。体力と時間にも余裕はあるので、ちょっと寄り道することに(なお既に脱線済)


見通しがよくない道を走っていると突然現れる造船所のクレーン。造船所を見ると尾道を思い出すけど、長崎はその規模が大きいように思う。





やって来たのは女神大橋。



女神大橋は世界最大級の客船もくぐることができるよう設計されているらしく、橋桁の高さは相当なもの。上下線とも幅の広い歩道が整備されており、自転車も通行することができる。止まって眺めを楽しめるのは自転車や歩行者の特権ですね。

さて、現時点で本来の目的を何も果たすことなく時刻は11時になろうかというところ。道中も景色に期待できて進まない予感しかないので、そろそろちゃんと走るモードに切り替えることにします。




そんなワケで野母半島サイクリングロード入口に到着!


3/9ヶ所目:葦木場 拓斗
彼は作中でWilierに乗ってるし、私との身長/体重比も似てるし、勝手に親近感を覚えるキャラだったりします。





野母半島サイクリングロード入口から西に向かい、伊王島大橋という立派な橋を渡る。女神大橋ほどではないですが、やはり船舶が通過できるよう橋の中央部は高さがあり、途中でカーブもあり美しい橋のように思ってます。




直線距離で3kmは離れているであろう三菱重工業長崎造船所のクレーンの圧倒的存在感たるや凄まじいものがある。女神大橋も更に倍ちかく離れてるはずだけど空気が澄んでるおかげでくっきり。

そして道なりに海岸線を走ると広大なビーチ、伊王島海水浴場に到着した。



4/9ヶ所目:新開 隼人
青系統の箱学ウェアが海と空によく似合う。素晴らしい采配。




伊王島海水浴場から来た道へ少し引き返し、ちょっとした山道を登って伊王島灯台公園に到着。


5/9ヶ所目:福富 寿一




そして、マンホール設置場所から更に突端側に視線を移すと伊王島灯台が見えます。

(該当シーン 0:51〜)

はい。例によって「色づく世界の明日から」の聖地です。外壁が最近塗り直されたのか、青い海によく映える。灯頂部のドームより下側がサビっぽくて赤茶色だったけど、遠目に見ても真っ白で美しくなりました(ブログに書いてないだけで2020年10月にも来訪済)




閑話休題。伊王島の景色や雰囲気は堪能できたので、今度は長崎市南部に設置されているマンホールを目指すことにします。それにしても景色がいいので、撮影が捗りすぎて本当に進まない。


西側から走ると伊王島大橋の全体像を把握しやすい。勾配とカーブが美しく、長崎の好きな橋のひとつです。





6/9ヶ所目:新開 悠人
往路で通過してたので復路で立ち寄りました。長崎市南西部にマンホールが3ヶ所設置されていた記憶はあったので、どこで見逃したのだろうと思って確認すると、香焼安保地区花壇前という場所でした。目印らしい目印が無いので、注意しておかないと見逃してしまうかもしれません。春や夏なら花壇が賑やかになって目立つことになるかもしれないけど。
その後は長崎市街地と南端部を結ぶ国道499号を走り、長崎市南部へ向かいます。



7/9ヶ所目:青八木 一
場所は夫婦岩道路公園。ここも目立ちにくく、ちょっと通過したので引き返しました。


夫婦岩といえば個人的には福岡の糸島市、大分の豊後二見ヶ浦、伊勢志摩etc・・・全国でよく見かけるタイプのちょっとした名所ですが、長崎においては少し異質な雰囲気。


奥に見えるのは軍艦島こと端島。この日みたく天気がよければ肉眼でもよく見えて、しばらく右手に眺めながら走ることになります。




ついに本日の最南端の目的地、長崎市恐竜博物館に到着!プレスリリースは此処に設置とあるけれど、敷地が広大で見つけることが出来るか少し心配になるほど。


8/9ヶ所目:手島 純太
ちゃんと屋外にありました。これまでは行けばわかる場所に設置されてるから周辺の様子も写した画像もアップしたけど、ここは探し回ってみてください。なお、ここでティーブレイクはせず、すぐ折り返しました。




9/9ヶ所目:鏑木 一差
最後に訪れたのは三和公民館。しかし、敷地内を見てみても、それらしい物は見当たらず。もしかしてと思ったら館内に展示されてました。
祐徳稲荷神社に設置されているゾンビランドサガ マンホールと同様、現時点で蓋の機能を果たしてないですが、ゆうぎり姉さんみたく木枠に嵌めて飾っているワケではないので、いずれは設置されることがあるのかもしれません。




主目的は果たしたので、あとは長崎市街地へ引返します。引続き国道499号を北上して、この日1ヶ所目に立寄った野母半島サイクリングロード入口を通過し、女神大橋まで戻ってきました。橋を渡るのも当然いいものですが、下から見上げるのもこれはこれで素晴らしい。





復路は輪行のため長崎駅へ来てみると、かつての地上駅の建屋までも完全に解体され、再開発が進んでいるところでした。東口から高架化された駅舎までは少し歩くので輪行を前提で利用するにはスマートじゃないですが、地上駅時代に何度も訪れたことがあるので再開発の進む様子を訪れる度に見ておきたかったり。


そして博多行の特急かもめに乗車して長崎を後にします。
2022年秋頃には西九州新幹線が開業するため、あと何回乗ることができるかわからないですが、特に有明海の車窓が素晴らしい特急列車に乗れるうちに乗っておきたいところです。博多から乗換なしで長崎を行き来できる特急のほうが個人的には魅力に思えてるんですけどね。


有明海を挟んで見える山々は雲仙岳。長崎市を自転車で走り回る時間と、輪行のハイライトといえる場所を通過する際の明るさも確保できていて、我ながら素晴らしいタイムマネジメントでした。


さいごに、弱虫ペダルファンはもちろん、海の景色やパンチのある登り坂が好きな自転車乗りにとって、長崎市はとても楽しめる場所じゃないかと思います。私にはアップダウンがややキツくてペースは上がりませんでしたが、景色がいいのでどのみち時間のワリに進まないからよし。また、長崎駅まで行ってしまえば1泊2日でそこそこ楽しめるコンパクトさもあるように思います。
個人的には「色づく世界の明日から」の聖地巡礼をしたい気持ちを少し抑えていたので、既にまた再訪したいと思ってます。やや纏まりがない終わりかたになりましたが、それではまた。

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