2022/01/17

【弱虫ペダル マンホール】ちょっと自転車で長崎市を走り回った話―Day1

自転車乗りなら何らかのかたちで目にしたことがあるであろう弱虫ペダル・・・の、マンホールが長崎市に設置されたという話題を見かけたので、ちょっと自転車で現地確認してきました。


プレスリリースによると今日現在で9ヶ所に設置しており、いずれは長崎市内に合計27ヶ所も設置されるとのこと。

設置場所を確認すると、輪行&日帰りの場合は日没までに回りきれるか微妙。輪行&宿泊の場合は時間を持て余す・・・そこで、自走&宿泊&輪行した場合はどうかと見積もったところ、距離も時間もちょうど良さげに思えたので自走することにしました。




そんなワケで長崎旅1日目・・・というより、実質移動日。時刻は7時30分頃。佐賀大和IC辺りで日の出を迎えた。佐賀の平野部は広大でしっかり日の出時刻ちょうどに太陽が昇ってきたように思う。陽が昇ったからといって気温は全然上がらないけど、明るくなるだけでも道が照らされ走りやすくなるというもの。
それにしても東多久駅あたりから霧が出てきて寒かった。気温は夜中に越えた標高400m東脊振トンネルを更に下回る2℃。この日は最高気温18℃だから夏用グローブで問題ないと思ってただけに、指先は冷え切ってしまった。気温差が激しい日は装備の選定が難しい。





西進し続けて嬉野市へ入る。嬉野といえば温泉!


そしてゾンビランドサガ!
なんと嬉野のお土産屋さん「すーべにあしょっぷ笑蔵」さんにドラ鳥×ゾンビランドサガ コラボ商品verの純子ちゃん等身大パネルが設置されてるので、立寄って撮らせていただきました。




全身像も見ておきましょう。いや、むしろご覧ください。最高です、ありがとうございました!


ついでに新湯広場にも立ち寄りましょう。ここに設置されているのはゾンビランドサガ マンホール。それマンホールはぞれ設置場所の特徴をよく捉えデフォルメしててすごい、そしてカワイイ。各メンバー2枚ずつ、14枚もよく作ってくれたなぁと思います。
それにしても水面に反射する対岸のシーボルトの湯が美しい。天気も風も穏やかでいい日和になりました。




そして佐賀県で立寄る最後のスポットは俵坂関所跡。国道34号線を道なりに登り、県境が迫ると長崎街道を示す看板があるので右手に入る。


こんな史跡に来ようと思ったきっかけはやはりゾンビランドサガだ。ゾンビランドサガ リベンジの第9話、佐賀事変 其ノ弐のエンディングとして流れる曲「佐賀事変」の歌詞にある「三瀬峠 俵坂 地獄だって会いに来て」の俵坂へようやく自転車で来ることができて感慨深いぜ。。


関所跡から程なくして峠の頂上へ、長崎との県境を迎える。俵坂峠は両方向とも勾配が緩やかで、下りでは位置エネルギーを余すことなく運動エネルギーに変えることができるほど。




JR九州で指折りの雰囲気の良さを誇る千綿駅に到着すると、列車が止まっていたからホームに駆け上がったけど、いい感じに撮るにはちょっと間に合わず。いちどはこんな天気がいい日に大村線にも乗ってみたいものですね。


千綿駅から松原駅あたりまでは大村湾を眺めながら気持ちよく走れるけど、大村市街地は特に見どころがないので愚直走って諫早駅へ立寄った。西九州新幹線開業のため工事が進んでおり、真新しくて綺麗な駅舎でした。




長崎ということでランチはリンガーハットのちゃんぽんをいただきます。自宅の近所にもお店があるから、わざわざ長崎まで来て食べる必要があるかと言えば無いけど美味いからよし。

そして、諫早まで来るとようやく本題の弱虫ペダル マンホールが射程圏内といった感じに。早速、1ヶ所目の「長崎街道中里ふれあい公園」へ・・・行く前に大村湾沿いの未踏の箇所を走った後に行くことにしました。


写真だけ見ると沿岸部は穏やかでフラットと思われるかもだけど、こんな区間はごく僅か。基本的に長崎は沿岸部でも小刻みなアップダウンが容赦なく続く。大村湾沿いを走り、長崎本線旧線・本川内駅あたりから南に進路を取り、県道45号を東進して国道34号に復帰するルートを走ってみると、思った以上に登らされて体力を削られた。





そんなワケで余分に30km、獲得700mくらい登ったけれど弱虫ペダルマンホール1ヶ所目、長崎街道中里ふれあい公園に到着!



1/9ヶ所目:真波 山岳
みんな生きてる!私は瀕死!
走行距離170kmを越えたところで、ようやく邂逅することができました。




長崎自動車道の斜張橋のデザインが蟹のハサミみたくユニークに思えたのでなんとなく撮影。長崎市街地へ陸路で立入る場合は必ず山越えをする必要があり、高規格な道路は山を長大なトンネルで貫き、谷は橋を掛けることで、諫早方面とのアクセスは格段に向上したと思われる。
一方で自転車の私は引続き国道34号(新日見トンネル)を走ることになります。一般道とはいえ、片側2車線しかも歩道付の立派なトンネルで、十分快適に走らせてもらうことができましたが。

なお、諫早市から国道34号を辿り長崎市へ至る最後の砦として構えているのは日見峠。新日見トンネル付近には県道へ格下げされた旧国道、さらには九十九折で峠を超える長崎街道まであり、その様子はさながらツールドフランスで見たラルプデュエズの様相だ、行ったことないけど。



そして長崎市街地の弱虫ペダルマンホール2ヶ所目、長崎港松が枝国際ターミナルに到着!


2/9ヶ所目:小野田 坂道
ハイタッチ了解!

現在の時刻は16時過ぎ。投宿するには早すぎるし、夕焼けの美しさに期待できる天気なので、ちょっと寄り道します。




向かった場所は鍋冠山公園の展望台。この場所は―――




色づく世界の明日からのオープニングや作中で描かれるあの場所です。

(該当シーン 0:55〜)

これも好きな作品のひとつで、聖地とされる場所を巡りたい気もやまやまだけど、今回は弱虫ペダルのマンホールにスポットを当てるので深追いはしません。





西日に照らされる長崎市街地と女神大橋のシルエットが美しくて最高。。ちなみに、鍋冠山公園は全方向長距離かつ激坂の稲佐山より圧倒的に自転車でアクセスしやすく、車やバイクで訪れる場合も無料駐車場完備でなにかと便利。天気がいい日、欲を言えば都合をつけて夕方に訪れるべき場所だと断言します。

夕焼けを堪能した後は宿泊先にチェックインし、地元ラーメン店「柊」さんで食事をすることに。




前回訪れた時はトマトラーメンをいただいたので、今回は次点の個性派「あおさラーメン」と鶏皮丼をいただきました。あおさの香りと風味がとんこつスープとマッチして美味、鶏皮丼は酢モツを思わす優しい酸味と一味のアクセントが効いてこれまた美味しい。

長かった1日目はここで終わり。距離は想定内に収まったけど獲得標高は少し想定外でしたね。佐賀はほとんど平坦だから1800m、あわよくば1500m程度に収まるかと思ったのに長崎は険しかった。
思った以上に疲労感があったのか、目を閉じた刹那眠りに落ちた。



  

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