2024/09/10

ちょっとBROMPTONで宮古島を走り回ってきた話②宮古島〜伊良部島・下地島

グッドモーニング那覇。待望の宮古島旅が始まる。

お宿をチェックアウト次第、再び那覇空港へ。無事に寝坊は回避できたけど、楽しみすぎたからか夜中の3時頃に目が覚めてから寝付きが悪く、寝不足感が無くもない。

お宿から空港までの道中で朝食を食べられるタイミングが無かったので、出発ロビーの売店でゲットしたスパムおにぎりを頬張ってJTA551便(那覇7:25→宮古8:20)に搭乗。

旅客機が航空自衛隊 那覇基地を通過する際に、駐機しているT-4(手前)だけでなくF-15も眺めることができました。T-4は福岡空港でも離発着する様子を見かけるけど、F-15は個人的に滅多に見ることが無いのでカッコよさにちょっと痺れた。

離陸した旅客機は間もなく西へ旋回。宮古空港へ向かうのだから当然だけど、今までにない航路だし海の鮮やかさを引き立てる環礁は美しいし、それだけでも気分は高まります。


この日は風向きの関係で宮古空港北東へ向かって着陸するため、旅客機は伊良部島上空で旋回した。窓越しに見えた宮古島旅を象徴する伊良部大橋と海の美しさを忘れることは無いだろう。

定刻通り宮古空港に着陸。機内からところどころで雨が降っている様子を観測したし、空港前のロータリーの路面も濡れていた。でも雨をもたらしそうな雲は上空に見当たらず、安心して旅を続けられそうです。

タクシーに乗車して宮古郵便局へ連れて行ってもらい、局留めで配送したBROMPTONを受け取ることで自転車旅がスタートした。


1日目:宮古島〜伊良部島・下地島


とりあえず、伊良部大橋をいい感じに眺められそうな場所として目星をつけていた宮古サンセットビーチへ向かう。


この景色が見たかった……!

すべてはこの天気で自転車旅をするためと思えば、2度犠牲にした旅程が浮かばれる気もしました。


上空から眺めるだけでも長いと思ったものだけど、そばで見る伊良部大橋はとてつもなく長く、実に3,540mもある。竣工は2015年で比較的新しく、自転車や歩行者が渡れる橋としては今までに体験したことが無い開放感があり、緩やかに弧を描くカーブや船舶が航行できるよう高さと支間長を確保するための構造や起伏も美しい。

言うまでもなくロケーションは最高で、概ね高さが抑えられているから海の上をサイクリングしているような感覚を味わえる。この橋を渡るだけでも十分な価値を感じるし、これほど長大な橋を架けるには相応の建設費がかかったはずなのに、通行料が無料とは大盤振る舞いすぎでは……。

とりあえず橋の上からの写真は2枚に抑えたけど、100m進んではカメラを構えてシャッターボタンを押したといっても過言ではなく、景色が良すぎて進まないスキルを発動しまくっていた。

伊良部島に上陸。次に行きたいと思っている場所へ向かう途中で雰囲気がよさげなビーチ、渡口の浜に立ち寄った。ホワイトビーチと透明度が高く青い海のコントラストが美しすぎる。

下地島に渡って「通り池」に寄り道。石灰岩が侵食されて窪地に水が溜まっているのかと思ったら底のほうで海と繋がっているらしい。深さがあるからか濃い青色が印象的。

ちなみに下地島は伊良部島と南北約3kmの海岸線に6本も架橋されるほど隣接していているため、別の島に移った実感は薄い。宮古島から伊良部島へ渡るにあたって、日本国内トップクラスの長大な伊良部大橋とのギャップがあるから尚更そう感じてしまうからかもしれないですが。

そして訪れたかった場所のひとつの下地島空港17エンド。この何処までも遠浅でひときわ青白い海を見たかった。

クルマの進入を阻むゲートを通過して約500m進むと滑走路の北端にたどり着いて誘導灯が現れる。着陸する飛行機があれば撮りたかったところだけど、便数は多くなく折合いがつかなかったので次回に持ち越すことにします。

訪れたかったお店、ブルータートルさんでランチをいただくことに。


訪れるきっかけはもちろん(?)TVアニメ「リコリス・リコイル」聖地だからです。


外壁の亀のオブジェや店内、テラス席からビーチへの雰囲気が作中そのまま目の前に広がってる様子に感激する聖地巡礼あるあるを堪能して、いただいたのは宮古牛のハンバーグ!切ったそばから肉汁が溢れてジューシーで美味しい!

この日行けそうな範囲で行きたい場所には行くことができたので、これからは伊良部島を一周してみることに。

何処から現れたかわからない巨石が点在している不思議で面白い光景が広がる佐和田の浜

こういう下り坂が好きすぎる。

伊良部島から伊良部大橋全景

伊良部大橋のたもとまで戻ってきたところで、近くに展望台があることに気付いたのでちょっと寄り道。展望台への道は勾配10%が続いてBROMPTONで登るには相当険しく、押して歩けばいいところ無駄に身体を捩りながら登坂した。

展望台からの眺望の良さは抜群!100m未満の標高だけど遠くまで見渡せるし、なんとなく地球の丸さも感じられました。

再び伊良部大橋のたもとへ。ちょっとした下り坂の途中も景色が良くて写真を撮りだすものだから全然スピードが乗りません。むしろ登坂するより時間がかかるまである。


数えられるほどしか渡ることが無いであろう伊良部大橋を噛みしめながら宮古島へ戻ります。

そういえば伊良部大橋周辺では沖縄本島では見かけることがあまり無い「浮かれた陽キャが乗ってそうなレンタカー」を見かけることが多かった。例えばベンツ、BMW、ランドローバー、ジープ、miniなどなど、それもすべて屋根が開くタイプのクルマ。でも宮古島ほど景色がいい場所だと、車の窓も屋根も開けてドライブしたくなる気持ちは陰キャなりに理解できる。

動物注意の標識のヤシガニが可愛いと私の中で話題に。多くの場合は生息域が広いイノシシや狸、あるいは阿蘇なら牛や馬、北海道なら鹿といった具合で現地を連想しそうな動物を描いているように感じてるけど、哺乳類じゃないパターンは珍しい気がします。

宮古島の市街地へ戻ってからは予約したお宿へチェックインを行い、荷物を置かせてもらって即お出掛け。沖縄へ来た時は立ち寄るようになったエンダーのA&Wバーガー、ルートビアとスーパーフライでおやつ。

ここまでGARMINの気温計は35〜40℃を指し続けて暑さに慣れたつもりでいたけど、やはり冷房が効いた店内は快適でしばらく動けず。ルートビアをおかわりさせてもらって身体の熱さが落ち着くまでしばらくクールダウン。

日没まで少し時間があったので調子に乗って来間(くりま)大橋まで足を伸ばしたものの島へ渡るには時間が足りないので、来た事実を残す程度の写真を手早く撮って折り返す中途半端な結果に。

ちなみに来間大橋へ来る途中、路肩でマップを確認していると原付に乗ったおにーさんから「お昼に伊良部島を走ってませんでした?」と声を掛けられてびっくり。どうやら自転車で島をあちこち走り回る人は少数派なのか目立つようだ。


道に迷うことは無かったけれど、ゆるふわ自転車旅で初見の道を夜間走行することは控えようと思いながらお宿へ帰着。

明日も陽射しと暑さが厳しい予報だけど、今回ばかりは晴れたことを喜んで旅を満喫したい。




続く

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